Marketing Journey

使命と自己実現のマーケティング

精神の領域

環境破壊、経済格差、国際的な紛争等、市場の行き過ぎによって様々な問題が発生している現代。

近代マーケティングの父とされるフィリップ・コトラーマーケティング3.0、ソーシャル・マーケティングなどのコンセプトを提唱するなど、社会的意義に立ち戻ろうとする流れがマーケティングにも生まれてきています。

これらのコンセプトと、マーケティング・ジャーニーは、より良い世界の創造を目的としている点で共通しています。

では、違いは何でしょうか。その一つであり、だからこそ、役割とも言えることは、精神の領域を研究範囲として含んでいることです。

脳科学や心理学の発展によって、現代のマーケティングにおいても、顧客側の精神、例えば、認知、感情、意識・無意識に関する研究と実践は進んでいます。

一方で、提供者側の精神が顧客や市場に与える影響という観点での研究はまだまだ少ないと言えるのではないでしょうか。

マーケティング・ジャーニーでは、仕事を内的世界である精神と外的世界である社会の相互作用のプロセスとして捉えており、内的課題と成長、動機、人間性等が結果に与える影響にもスポットライトを当てます。

それが故に、一歩踏み込み、数値化と再現性を重視するという性質から科学や学術研究では対象としづらい精神性(スピリチュアリティー)の知見も積極的に取り入れ、実践を通じた検証を行っています。